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もうちょっと初検料の取り扱いを確認してみる

カテゴリー:保険請求

この記事は 約 2分57秒 で読めます。

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初検料の続き

初検料については前記事の【初検料の取り扱いを確認する】で解説しましたが、もう少し続きます。

今回は、保険者の切り替え時について取り上げたいと思います。

保険者異動の取り扱い

現在通院中の患者が、結婚や仕事などによって今まで加入していた保険者から新しい保険者へ変わるということがあります。

例)国民健康保険 → 全国健康保険協会管掌健康保険(協会けんぽ) など

この場合、今までの保険者から新しい保険者へ患者の負傷内容を引き継ぐため、初検料を算定することはできません。

多くの場合は、レセプトコンピューター(以下、レセコン)に保険者異動に関する必要事項を入力することによって負傷内容が自動的に引き継がれるため、特に問題はないかと思います。

しかし、レセコンの機能によっては初検料を再度算定してしまう可能性もありますので注意して下さい。

自費施術→保険施術への取り扱い

上記は保険者間での取り扱いでしたが、初検が自費施術で途中から健康保険に切り替えて施術を継続するというケースもあります。

例)自費 → 健康保険 理由(保険料を滞納してて持っていない) など

この場合も、初検時に行う処置は初回の自費施術に含むと考え、健康保険は後療施術からの算定となります。

つまり、このケースも初検料を算定することはできません。

保険証が確認できるまでの例外処置

なお、自費施術→保険施術の取り扱いについて特別なケースがあります。

-前略-
ただし、緊急やむを得ない事由によって被保険者証を提出することができない患者であって、療養費を受領する資格が明らかなものについてはこの限りではないが、この場合には、その事由がなくなった後、遅延なく被保険者証を確認すること。
受領委任の取扱規程 第3章 保険施術の取扱い(受給資格の確認等)15より

上記については、健康保険で初検まで遡って請求するので初検料を算定します。

つまり「自費施術はなかったことになる」ということですね。

ですが、本当に健康保険に加入しているのかは保険証を確認するまで分かりませんよね?

初回から「保険証は自宅にある。あとで絶対持ってくるから!」なんて言う患者もいます。

言うままに一部負担金のみを請求しておくと、ある日突然来院しなくなって連絡が取れず療養費を請求できないということも考えられます。

ですので、担保として全額負担金(10割分)をお預かりしておき、保険証が確認できしだい一部負担金以外の金額を返金するという方法を取る場合があります。

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樋口 弘明

樋口 弘明

関西圏で合計9つの接骨院・整骨院に勤務し、施術のほか新人教育や療養費請求のレセプト処理、Webや紙媒体による広報など柔道整復に係る様々な事業を経験。現在は会社を設立し、業界に役立つ様々な情報やコンテンツを発信、提供する活動を実施している。
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