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柔道整復師の初検料

初検料の取り扱いを確認する

カテゴリー:保険請求

この記事は 約 4分12秒 で読めます。

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動画の解説は、算定金額が改定前の場合がございます。(算定基準の内容は問題ございません)
あらかじめご了承いただきますようお願いします。

初検料とは?

今回は、初検料について解説していきます。

算定するための条件は下記のとおりです。

患者が初めて来院し、検査など初回処置を行った際に算定できること。(初回のみ)

初検料は、柔道整復師にとって最も取り扱いの多い療養費の一つですね。

算定できる金額は1,450円です。(2016年4月現在)

さらに詳しく算定する条件をみてみる

初検料は、条件によって算定できる場合とできない場合があります。そこで、療養費の算定基準の留意事項に記載してある内容を使って解説してみます。

①患者の負傷が治癒した後、同一月内に新たに発生した負傷に対し施術を行った場合の初検料は算定できること。

初検料のイメージ

書き方がややこしいですが、新規負傷時に継続中の負傷が一つもなければ初検料を算定できるということですね。

②現在、施術継続中に新規負傷が発生した場合は、それらの負傷に係る初検料は合わせて一回とするので、新規負傷の初検料は算定できないこと。

初検料のイメージ

この場合は、何がしらの負傷を継続している最中に新規負傷してきたということですので、追加で初検料を算定することはできないということです。

③同一の施術所において、同一の患者に2部位以上の負傷により同時に初検を行った場合であっても、初検料は1回の算定となること。

初検料のイメージ

2部位以上ですので、3部位でも4部位でも同時に初検を行った場合は1つにまとめて算定します。

④同一の施術所において、同一の患者に初検を行う施術者が複数であっても、初検料は1回の算定となること。

初検料のイメージ

比較的大きい接骨院・整骨院では、柔道整復師が複数勤務しているかと思います。上記の解説は、そのような院で術者が交代で患者を施術している場合に該当しますね。

ちなみに、上記では負傷が継続して複数の術者が新規負傷を初検した例ですが、前回の負傷がすべて施術完了(治癒)していた場合には、初検料を算定することができます。

初検料のイメージ

つまり、部位数や関与した施術者数ではなく負傷が継続しているのかどうかで判断するようにすればイメージしやすいかと思います。

⑤患者が任意に施術を中止し、1ヶ月以上経過した後、再び同じ施術所で施術を受けた場合には、その施術が同じ負傷に対するものであっても、当該施術は初検として取り扱うことができること。
※1ヶ月の期間の計算は暦月によること。
(2月10日~3月9日、7月1日~7月31日、9月15日~10月14日など)

初検料のイメージ

注目すべき点は「1ヶ月以上期間が経って、同じ負傷をまだ施術する場合」ということです。

本来、同負傷に初検料を2回算定することなど考えられません。ですが「1ヶ月以上も期間が経てば、同じ負傷でも初検が必要だろう」という配慮で通達されたものと考えられます。

ただし、全くの初検という取り扱いではありませんから、いわゆる「施療料」などの算定はできませんので注意して下さい。

ところで「暦月」ってなんでしょうね?僕はよく知らなかったので、調べてみました。

暦月ってなに?

暦月とは、民法によって定められたものです。

民法第百四十三条
週、月又は年によって期間を定めたときは、その期間は、暦に従って計算する。
② 週、月又は年の初めから期間を起算しないときは、その期間は、最後の週、月又は年においてその起算日に応当する日の前日に満了する。ただし、月又は年によって期間を定めた場合において、最後の月に応当する日がないときは、その月の末日に満了する。

読み方は「れきげつ」と読むそうです。僕は「こよみづき」なんて読んでましたが・・・。

暦月には「起算日に応当する日の前日に満了する」とありますので、療養費に当てはめると起算日を最終通院日として読み替えれば理解しやすいかと思います。

ぜひ参考にしてくださいね。

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樋口 弘明

樋口 弘明

関西圏で合計9つの接骨院・整骨院に勤務し、施術のほか新人教育や療養費請求のレセプト処理、Webや紙媒体による広報など柔道整復に係る様々な事業を経験。現在は会社を設立し、業界に役立つ様々な情報やコンテンツを発信、提供する活動を実施している。
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