接骨院・整骨院 経営

第3回柔道整復療養費検討専門委員会が開催されました。

第3回柔道整復療養費検討専門委員会が開催されました。

第3回柔道整復療養費検討専門委員会が開催されました。

既にご周知のことかと思いますが、2014年3月18日(火)に【第3回柔道整復療養費検討専門委員会】が開催されました。

参考資料は、厚生労働省のホームページで確認できます。

このサイトでもダウンロードできるように記載しておきます。

今回の改定内容は?

肝心の改定内容ですが、結論から言うと、

【改定率 0.68%】

現在の料金増減額改定後の料金
初検料1,335円115円増1,450円
再検料295円25円増320円

となりましたね。

鍼灸とあマ指師の改定内容については、

【はり・きゅう】

現在の料金増減額改定後の料金
初検料(1術のみ)1,510円100円増1,610円
初検料(2術)1,560円100円増1,660円
施術料(1術のみ)1,230円40円増1,270円
施術料(2術)1,500円10円増1,510円

【あん摩マッサージ指圧】

現在の料金増減額改定後の料金
マッサージ270円5円増275円
変形徒手矯正術555円10円増565円
温罨法のみ75円5円増80円

となっています。

施行日は、2014年4月1日(火)です。

今回の改定に至った事由は?

上記改定は、消費税増税に対応し採用されたものですが、「療養費請求って非課税じゃなかったっけ?」と考える方もいるかと思います。

具体的には、療養費請求自体は非課税でも施術所の経営に必要な経費(衛生材料や家賃など)の増加が見込まれることを考慮したものとなります。

今回の料金に至った理由としては、医師の診療報酬も消費税増税に合わせ改定されたのですが、全体の改定率が1.36%だったこともあり、柔道整復師の療養費はその約50%が反映されました。

上記以外に追記された留意事項などはありません。

まだ続きます

ただし、これで今年の改定が終了したわけではありません。

今回の改定内容は、あくまでも消費税に合わせて議論されたものです。

次回検討委員会の開催は未定ですが、通例であれば6月に改定が実施されるため、それまでにはまだ期間もあります。

近日中に【第4回柔道整復療養費検討専門委員会】が開催される可能税も十分にあるでしょう。

厚生労働省に確認したところ、

「次回開催は一切未定」

とのこと。

新しい情報が入りましたら、随時報告いたします。

ABOUT ME
樋口 弘明
柔道整復師。関西圏で合計9つの接骨院・整骨院に勤務し、施術のほか新人教育や療養費請求のレセプト処理、Webや紙媒体による広報など柔道整復に係る様々な事業を経験。現在は会社を設立し、業界に役立つ様々な情報やコンテンツを発信、提供する活動を実施している。