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レセプトの署名をスムーズにもらう方法を考えてみる

レセプトをスムーズにもらう方法

急にサイン(署名)を求められても・・・

「こちらの用紙にサインをお願いします。」

接骨院・整骨院に通院歴がある患者ならまだしも、一度も通ったことのない患者にとって急にサインをお願いされても戸惑ってしまいます。

なんの説明もなく「サインを書いて」なんて言ったら、気の短い人ならトラブルになりかねません。

どんな署名でもそうですが、前もって署名の必要性を説明することが重要となります。

説明についてのポイント

署名の説明をするにあたって、必要なポイントを挙げてみました。

・本来、接骨院・整骨院は現金給付であること。
・患者保護のため、現物給付と同様の取り扱いが可能であること。
・現物給付と同様の取り扱いには、受領委任(署名)が必要であること。
・受領委任(署名)は毎月必要であること。
・もちろん、現金給付でも施術は可能であること。

上記の内容を忘れないようにすれば、署名の必要性を患者に伝えることができます。

どんな説明が理想か?

せっかくなので、自分が院に勤務している時に使用していた説明文を記載しておきました。

『接骨院(整骨院)で健康保険を利用する場合、保険料金は毎回全額(10割分)を院に支払っていただき、後日、保険者に窓口料金(3~1割分)以外の金額(7~9割分)を返してもらうのが本来の方法です。しかし、医院と同じように一部負担金だけで利用する方法もあります。この場合、接骨院(整骨院)が患者様に変わって保険者に料金を請求するので、専用の用紙に患者様の署名が毎月必要となります。どちらを選択されても施術を受けることは可能です。いかがしますか?』

文字数は多いですが、実際に話してみると30秒程度です。

また、解説用に文章を編集しましたが、実際の説明時には、もっと分かりやすい言葉を選んで話すべきです。

上記の説明であれば、必要なポイントがすべて含まれているかと思います。

ただし、この説明内容が100点ではありません。

それぞれの院の保険請求の取り扱いに合わせて、便宜編集していただければと思います。

ABOUT ME
樋口 弘明
柔道整復師。関西圏で合計9つの接骨院・整骨院に勤務し、施術のほか新人教育や療養費請求のレセプト処理、Webや紙媒体による広報など柔道整復に係る様々な事業を経験。現在は会社を設立し、業界に役立つ様々な情報やコンテンツを発信、提供する活動を実施している。