柔道整復師に限ったことではありませんが
数年前から、接骨院、整骨院を批判する記事をよく見かけるようになりました。
保険者の記事じゃないですよ?個人が書いたであろう記事のことです。
みなさんも、一度は見たことがあるかと思います。
記事内容やサイトの題名から察するに類似業種の人が管理していることが多く、記事の大半は療養費に関しての内容です。(一部、業務範囲に関してもありますが)
療養費や業務範囲、広告などについては、柔道整復師にとって最重要課題である問題だと認識しているつもりですし、それぞれが正しい取り扱いを行うことは当然と感じております。
しかし、こういった記事を読んでいて、ふと思うことがあります。
労力の使い方を間違っていませんか?
「記事を書く」ことって、結構大変なんです。
私も、このサイトを通じて業界情報を発信している身ですが、一つの記事を書くのに30分はかかります。
画像を用意したり文字を装飾したり、記事の誤字脱字を確認していると気がつけば1時間経っていた・・・なんて時もあります。
「記事を書くだけで1時間」ですよ?
私の場合は記事を書くことが仕事なので当然なのですが、1時間もあれば、いろんな事ができます。
患者を数人施術できるでしょうし、治療技術の勉強にも利用できます。院経営に関する様々な対策を行うこともできますし、従業員の育成に使っても非常に有益です。
院周辺の清掃活動を行えば、立派な地域社会への貢献ですし、院のイメージアップにもつながります。
私にも医師や鍼灸師、あマ指師や整体師などの知人がいますが、仕事に熱心な人ほど「患者様のため」になることに一生懸命です。
確かに、柔道整復師の療養費取り扱いなどに関して必ずしも良い印象は持っていませんが、それよりも「患者様のため」に技術の習得や院経営に日々費やしています。
つまり「批判記事を書く?そんな他人にかまっている時間はない!」はずなんです。
もちろん、批判記事を書かせる原因になった柔道整復師がいたことは事実だと思いますし、記事を書くことを100%否定する気はありません。
しかし、単なるバッシングや批判だけの記事からは何も生まれません。
もし、自分の仕事がうまくいかないことを「柔道整復師のせい」として発信しているのなら、これほど意味のないことはありません。
こんなこと言いたくありませんが「じゃあ、おのれの業界はどうやねん?あぁ?!」となってしまいます。
これでは、何の解決にもなりません。
心配無用です
今後、柔道整復師が何も学ばずこのまま過ちを繰り返すならば、行政は制裁を加えるために今まで以上に動き出すでしょう。
実際に、不正請求を行っている柔道整復師は数年前とは比べられないスピードで処罰を受けています。
これは、柔道整復師が自ら過ちを犯した結果です。
誰かが書いた、ブログ記事の成果ではありません。
批判記事を書く時間を、周辺の接骨院、整骨院が閉院するくらい自分の院を繁栄させる努力に費やしたほうが、よほど有益(報復?)となるはず・・・
余計なお世話ですが、そんなことを考えたりする今日この頃でした。