Q&A

接骨院、整骨院の窓口日報とはどんなものですか?

接骨院、整骨院の窓口日報とはどんなものですか?

接骨院、整骨院の窓口日報とは?

今回、F先生からご質問をいただきました。

不正請求の原因には2種類あるのを知ってますか?の記事にある『窓口日報』とは具体的にどのようなものですか。

予約表みたいなものでいいのでしょうか。

具体的なものを教えていただけると助かります。

ご指導の程、よろしくお願いいたします。

F先生、ご質問いただきありがとうございました。

お問い合わせ内容についてですが、療養費における『窓口日報』というのは、実際に保険請求で来院された患者様の日別の記録という考え方で問題ございません。

ただし、予約表という位置づけとなると予約ではない通院の患者を記載しない可能性もあるかと思いますので、ここでは来院したすべての患者を記録した日誌とお考えいただくべきかと思います。

記載すべき内容としては、

・氏名
・保険種別
・負担割合
・保険窓口分
・自費窓口分
・その他備考

などを基本としたものになります。

決まった様式が定められているわけではありませんので、自分の院に合わせて用意されるとよいかと思いますが、窓口日報は個別調査などの実施がある場合に施術録と同様に提出資料となるものです。

療養費の調査というのは、その大部分が不正請求に関係するものであり「あなたの院の保険請求が正しいかどうか調べさせてね」ということです。

第3者からみて、窓口日報にて保険請求分と自費請求分が明確に区別されていることが非常に重要になることを忘れてはいけません。

提出資料が整っていることで、いらぬ疑いを払拭させることが期待できるはずです。

単に接骨院、整骨院経営の会計資料としてだけでなく、正しい療養費請求を行っていることを明示できるよう整理しておく必要があります。

せっかくなので、一例となる窓口日報を公開いたします。

窓口日報のイメージ

クリックすると拡大します。

ぜひ参考にしていただければと思います。

ABOUT ME
樋口 弘明
柔道整復師。関西圏で合計9つの接骨院・整骨院に勤務し、施術のほか新人教育や療養費請求のレセプト処理、Webや紙媒体による広報など柔道整復に係る様々な事業を経験。現在は会社を設立し、業界に役立つ様々な情報やコンテンツを発信、提供する活動を実施している。