「後療料」の適切な算定ってどんなものか? | 柔塾【やわらじゅく】

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「後療料」の適切な算定ってどんなものか?

「後療料」の適切な算定ってどんなものか?

カテゴリー:関係法規

この記事は 約 2分37秒 で読めます。

ご質問をいただきました

前回の 後療料の取扱いを確認する の記事で「場合によっては算定できない可能性がある」とお伝えしたところ「詳しく解説してほしい」というご意見をいただきました。

お問い合わせをしていただき、本当にありがとうございます。

解説には、まず「後療とはなんぞや?」から考える必要がありますが、ちょっとわかりにくいですよね・・

業界団体である社団法人大阪府柔道整復会では、下記のように記載されております。

後療法とは損傷した組織を回復させる治療法の事をいいます。後療法には大きく3つの治療法(物理療法・運動療法・手技療法)があり、それぞれを相乗的に作用させて、早期に社会復帰させることを目的におこなわれます。
社団法人大阪府柔道整復会より

非常にわかりやすく解説してくれています。

つまり、初回処置である整復・固定・施療の後に行われるこれら上記療法のことを文字通り「後療」といい、療養費の算定する際には「後療料」ということになると解釈できます。

セーフ?それともアウト?

では、この後療を後療料として療養費の請求するには、どのような施術を行えばいいのでしょうか?

一昔前には、来院した患者に物療機器のみを施して後療料を算定するという行為がありました。

物療機器のスイッチだけを押すというその行為にちなんで「スイッチマン」などと呼ばれていたそうですが・・・

ちなみに物療機器とは、物理療法を行う医療機器のことです。

物理療法とは温熱や電気、牽引、光線などの物理的なエネルギーを利用する治療法のことです。

本来は、指圧やマッサージなどの徒手(手技)療法も物理療法に含まれますが、多くの場合医療機器とは区別されて解説される傾向があります。

では、この物療機器のみを患者に施すことで後療料を算定することは、認められるのでしょうか?

後療料にはきちんとした裏付けが必要

結論としては、後療として施術するであろう患部に対して直接(あるいは間接)的に効果があり、必要性を明示できる行為を「後療料」として算定することが適切な取扱いと考えられます。

つまり、物療機器だけを施して算定するのが問題なのではなく、また徒手(手技)療法さえ行えば算定してもいいというわけでもありません。

来院した患者に意味のなくただローラーベッドに乗せる行為や、患部への施術には特別必要のない全身の徒手療法を「後療」と呼ぶには疑義となると考えていただければと思います。

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樋口 弘明

樋口 弘明

関西圏で合計9つの接骨院・整骨院に勤務し、施術のほか新人教育や療養費請求のレセプト処理、Webや紙媒体による広報など柔道整復に係る様々な事業を経験。現在は会社を設立し、業界に役立つ様々な情報やコンテンツを発信、提供する活動を実施している。

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